院長のブログ
手について
「手」はものに触れる、掴む、握るなど様々な動きができる重要な構造になっています。
手は第二の脳と言われるほど、手指を動かすことは脳に大きな影響を与えると言われています。
子供の時から細かな作業をするのはもちろんのこと、高齢になってからも指先を使うことによって頭の体操にもなります。
手には高度な「感覚機能」と「運動機能」によって色々な働きをすることができます。
手で触っただけでそれがなんなのか当てる検知機能は人間固有の能力です。
ものをつかむ把握機能だけでも「つかむ・つまむ・握る・持つ」など、すべて違った働きをします。
接触機能による働きには「さする・触れる・はじく・たたく・押す」などがあります。
さらに自分の感情や意志を表現することもできます。
手の骨は手首のところにある手根骨8個、手のひらにある中手骨5個、指の骨の指骨14個から構成されています。
手指が細かな動きができるのは多数の筋肉や腱が複雑な構造をしていて、3つの神経に支配されています。
【橈骨神経】
指や手首を伸ばしたり、手首を捻る、親指側の前腕と指先の感覚を支配しています。
上腕部分で障害が起きると下垂手に、前腕部分で障害が起きると下垂指になります。
【尺骨神経】
指や手首を曲げる、親指の付け根の筋肉以外の手の中の筋肉をほとんど支配しています。
小指側の前腕と指先の感覚を支配しています。
肘のところで障害が起きると肘部管症候群と言い、小指と薬指を完全に伸ばすことができなくなります。
手首付近で障害が起きるとギヨン管症候群と言い、小指と薬指に痺れが出て、手のひら側に知覚障害が現れます。
【正中神経】
手首を捻る、指や手首を曲げる、親指のあたりの感覚を支配しています。
麻痺すると手に痺れが出る手根管症候群になったり、親指と人差し指でOKサインができなくなります。
≪筋膜リリース療法≫
Fascia Slick Technic(通称FaST)というアメリカ発の筋膜リリース最新テクニックを行っています。
ステンレス製の特殊な形状に研磨加工されたインストルメント(器具)を使い、今まで手指では難しかった筋膜の再生を早期に再生させる施術方法です。
筋膜以外にも靭帯や関節、手術後に起こる癒着にも効果が高く、これらの後遺症にお悩みの方にもお勧めしています。
当院は、正規の講習を受講してライセンスを取得した認定テクニシャンが在籍する、横浜でも数少ない治療院です。
FaSTホームページ ☞ http://www.fasciaslick.com/provider/pref_14.html