

院長のブログ
川崎病とは?
川崎病(Kawasaki Disease)は、主に 5歳以下の乳幼児 に発症する原因不明の疾患です。
川崎病の発生率は、年々増加傾向にあります。特に0~4歳の乳幼児に多く見られ、2019年には0~4歳の子ども約270人に1人が川崎病を発症したデータが出ています。
症状として全身の血管に炎症が起こる病気で、特に 冠動脈(心臓の血管) に影響を及ぼすことがあるため早期の適切な治療が重要です。
川崎病の主な症状
以下 6つの主要症状 のうち 5つ以上 が当てはまると川崎病と診断されます。
1. 発熱(5日以上続くことが多い)
2. 両側の眼の充血(結膜炎のように見える)
3. 唇や口の異常(唇が赤く腫れる、いちご舌など)
4. 発疹(体や手足に出ることが多い)
5. 手足の腫れ・赤み(急性期は腫れ、回復期には皮がむける)
6. 首のリンパ節の腫れ(片側が多い)
現在でも原因は不明 ですが、 感染症(ウイルス・細菌)、免疫異常、遺伝的要因などが関与している可能性が指摘されています。
最も注意すべきなのは「冠動脈瘤」の合併症 です。
冠動脈に炎症が起こると 動脈がこぶのように膨らむ(冠動脈瘤) ことがあり、将来的な心疾患のリスク につながります。
治療は、早期治療が重要 で一般的に以下の方法がとられます。
• 免疫グロブリン療法(IVIG):高濃度の免疫グロブリンを点滴で投与し、炎症を抑える
• アスピリン投与:血栓(血のかたまり)を防ぐために使用
• ステロイド療法(必要に応じて):重症例やIVIGが効かない場合に使用
治療が早く行われれば、ほとんどの子ども(約85%)は後遺症なく回復 します。
しかし約5%の子どもが冠動脈瘤を発症 し、その場合は 長期の経過観察 が必要となります。
大きな冠動脈瘤が残ると心筋梗塞のリスク になるため、血液をサラサラにする薬を続ける必要があります。
予防法は現在のところ確立されていませんが、早期発見・早期治療が最も重要です。
発熱が5日以上続き、特徴的な症状がある場合は早めに小児科を受診することが大切です。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
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