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偽痛風とは?

「突然の関節の激痛、それは偽痛風かもしれません」

ある日突然、関節が腫れて激しく痛む。まるで何かにぶつけたような痛みと熱っぽさがあり、動かすのもつらい。そんな症状が出たとき「痛風かな?」と思う人も多いでしょう。でも病院で診てもらうと「偽痛風ですね」と言われることがあります。医学的には「ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(CPPD)」と呼ばれています。痛風ではなく偽痛風とは一体なんでしょうか?

「偽痛風とはどんな病気?」

偽痛風は、関節の中にピロリン酸カルシウムという微細な結晶がたまることで、炎症が起き、激しい痛みや腫れが生じる病気です。関節の中で結晶が免疫を刺激し、体が異物として反応して炎症が発生します。その結果、関節が腫れて熱を持ち、強い痛みを感じるのです。

痛風は「尿酸結晶」が原因ですが、偽痛風は「ピロリン酸カルシウム結晶」が原因です。つまり、原因となる結晶が違うだけで、症状は非常によく似ています。痛風は比較的若い男性に多く、足の親指の付け根によく出ますが、偽痛風は主に高齢者に多く見られ、特に膝関節に多く発症します。

「偽痛風が起こる原因とは?」

偽痛風の主な原因は、年齢とともに関節内にピロリン酸カルシウムがたまりやすくなることです。60歳以上の高齢者に多く見られ、加齢によって関節の軟骨がすり減ったり、変形性関節症が進行したりすると、結晶が沈着しやすくなると考えられています。

また、甲状腺や副甲状腺の病気、糖尿病、腎臓病などの持病がある人にも起こりやすく、時には関節手術の後や外傷のあとに発症することもあります。なかには、特にこれといった原因がなく、繰り返し発症する方もいます。

「主な症状」

偽痛風の症状は非常に急激に始まります。朝はなんともなかったのに、夕方になって突然膝が腫れて痛み出す、というように前触れなく発症することが多いのが特徴です。関節が熱を持ち、触るだけで痛むほどの炎症が起きます。膝が最も多いですが、足首や手首、肩などにも起こることがあります。熱が出ることもありますが、軽度であることがほとんどです。似た症状の病気として、関節リウマチや化膿性関節炎(細菌感染)がありますが、偽痛風では通常、左右対称に出ることはありませんし、膿が出ることもありません。

「診断と検査方法」

偽痛風の診断には、まず医師による問診と診察があります。その上で、レントゲン検査を行い、関節に石灰がたまっていないかを確認します。また、関節に針を刺して中の関節液を取り出し、顕微鏡で結晶を確認することもあります。この検査でピロリン酸カルシウムの結晶が見つかれば、偽痛風と確定診断されます。

「治療はどうする?」

偽痛風の治療は、基本的に「炎症を抑える」ことが目的です。多くの場合、数日〜1週間ほどで症状は自然に治まることが多いですが、痛みや腫れを軽減するために、消炎鎮痛剤(NSAIDs)が処方されます。また、症状が強い場合や、薬が飲めない人には、関節の中にステロイドを注射することもあります。

自宅でできるケアとしては、痛む関節を冷やすこと(氷のうや湿布など)、安静にすることが大切です。無理に動かしたり、体重をかけたりすると、炎症が悪化する可能性があるため注意が必要です。

「再発することもある?」

偽痛風は、一度治まっても、同じ関節や他の関節で再発することがあります。年齢とともに関節が劣化することで再発リスクは高まりますが、完全に予防することは難しいとされています。

ただし、定期的な運動や体重管理、関節に負担をかけない生活を心がけることで、発症の頻度を減らすことは可能です。特に、水分補給をしっかり行うこと、関節を冷やさないようにすること、転倒やケガを防ぐことが大切です。

 


★野毛整骨院の場所★

住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1

吉田町名店街の吉田町本通り沿いにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。

桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。

横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。


★交通事故治療★

当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)

交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。

お気軽にご相談ください。


 

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