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レイノー現象とは?
レイノー現象とは?原因や症状、治療法を解説!
寒い季節になると、指先が白くなったり、冷たくなったりすることはありませんか?
もしかすると、それは「レイノー現象」かもしれません。
レイノー現象は、寒さやストレスが原因で血管が異常に収縮し、指先の血流が一時的に悪くなる症状です。
特に冬場に多く見られ、指先が白くなったり、青紫色になったりするのが特徴です。
今回は、レイノー現象の原因や症状、治療法について詳しく解説します。
レイノー現象の原因とは?
レイノー現象は、大きく「一次性(原発性)」と「二次性(続発性)」の2種類に分けられます。
1. 一次性レイノー現象(原発性)
• 特定の病気が原因ではなく、単独で起こる
• 主に若い女性に多く、10〜30代で発症することが多い
• 寒さやストレスが原因で発作が起こるが、温めると改善する
• 軽症の場合が多く、生活習慣の工夫でコントロール可能
2. 二次性レイノー現象(続発性)
• 他の病気(膠原病、血管疾患など)が原因で発生
• 症状が重く、潰瘍や壊死を引き起こすこともある
• 膠原病(全身性強皮症、SLEなど)、動脈硬化、振動工具の使用による血管障害などが関係することが多い
• 治療には基礎疾患の治療が必要
レイノー現象の症状
レイノー現象が起こると、指先が次のように変化します。
1. 白くなる(血流が止まる) → 寒さやストレスで血管が収縮し、一時的に血液が届かなくなる
2. 青紫色になる(酸素不足) → 血流が滞り、指先がチアノーゼ状態になる
3. 赤くなる(血流回復) → 温まると血流が戻り、ジンジンとした痛みやしびれを感じることも
症状は指先に出ることが多いですが、足の指や耳、鼻に影響することもあります。
レイノー現象の重症度分類
レイノー現象の重症度は、以下のように分類されます。
軽度(Grade 1)
☐発作はあるが、すぐに回復する
☐日常生活に支障はない
☐生活習慣の改善でコントロール可能
中等度(Grade 2)
☐発作の頻度が増える
☐しびれや痛みを伴うことがある
☐血管拡張薬の使用を検討
重度(Grade 3)
☐症状が頻繁に起こり、長引く
☐指先に潰瘍ができることも
☐早めの病院受診が必要
最重症(Grade 4)
☐指先が黒くなり壊死のリスク
☐強い痛みで日常生活が困難
☐早急な医療処置が必要
レイノー現象の治療法
日常生活での対策
1. 寒さを避ける → 手袋や靴下、カイロを活用
2. ストレス管理 → 適度な運動やリラックスできる習慣を持つ
3. 禁煙 → 喫煙は血管を収縮させ、症状を悪化させる
4. カフェインを控える → コーヒーや紅茶の摂取を減らす
5. 適度な運動 → 血流を促進し、発作を予防
薬物治療
• カルシウム拮抗薬(血管を広げる)
• 硝酸薬(血流を改善)
• プロスタグランジン製剤(血管拡張作用)
重症例の治療
• 交感神経遮断(神経ブロックや外科手術)
• 血管手術(血流改善のための処置)
レイノー現象は、日常生活に支障がなければ大きな問題にはなりませんが、症状がひどくなると指先の壊死につながることもあります。
特に、膠原病などの病気が隠れている可能性もあるため、「おかしいな?」と思ったら早めに医師に相談しましょう。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
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