院長のブログ
ポッキリ「骨折」
骨折とは骨が壊れることを言います。英語ではfractureと言います。
骨の一部が欠けても骨折。ヒビも骨折。
凹んだりグニャりと曲がっても骨折です。
なので骨がポッキリ折れただけが骨折ではないんです。
ー症状ー
☐患部の痛み
☐内出血
☐腫れ
☐変形
☐患部を押したときの痛み
捻挫や打撲と比べると「急激に」「より強く」出るのが特徴です。
子供の骨折の場合、治りが早く関節の拘縮を残すことはほとんどありません。
痛いと訴えてきた時に「動かせるから大丈夫」などと思っていると意外と骨折している時があり、触ると泣いたり、痛いところを動かさないなどの様子が見られたら骨折を疑いましょう。
高齢者の骨折は骨粗鬆症が基礎にあり、わずかな外力で骨折を起こします。
転倒によって太ももの付け根を骨折する「大腿骨頚部骨折」が多く、骨折を機に寝たきりになってしまうこともあり注意が必要です。
可能であれば早期からリハビリを行い機能回復をします。
骨折した時の応急処置にRICE(ライス)というものがあります。
R(Rest):安静。むやみに動かさずタオルや添え木を当てて固定します。
I (Ice):冷やす。患部の毛細血管が収縮して、腫れや痛みを和らげます。
C(Compression):圧迫。きつく圧迫しすぎると血流障害などを起こすため、苦しくない程度に圧迫します。
E(Elevation):挙上。血液は心臓に向かって流れるため、患部を心臓より高い位置に上げます。
その後すぐ整形外科や整骨院に受診しましょう。
骨折の検査はレントゲンだけでなく、徒手検査でも可能です。
野毛整骨院の場合、それでも検査が必要な場合は画像診断のできる医療機関へ紹介します。
整骨院では骨折の応急処置は、医師の同意がなくてもできます。
担当の医師から骨折治療を整骨院でしたいと相談して同意を得られれば、整骨院でも骨折の治療ができます。
☐診断名
☐同意を得た医師の名前、病院の名前
☐医師による同意を得た年月日
上記のことが必要になります。書面でなくても口頭で得た同意でも有効です。
骨折もちゃんとした治療を行うことで治り方や治るスピードに違いが出ます。
当院は「超音波骨折治療器」や「マイクロカレント」を駆使してアプローチしていきます。
同意を得ないといけなかったりで大変だとは思いますが、早期回復のお手伝いをいたします!