院長のブログ
ポキッと!「肋骨骨折」
肋骨は左右12対の骨で構成されていて、脊椎から両側に湾曲して内臓を囲む形で形成されています。
肋骨骨折は骨折の中でもよくみられます。
原因は机や椅子にぶつけた時や、高所から転落した時、ゴルフのスイングで体を捻った時、咳が続いているなどがあります。
肋骨の中には心臓や肺などの臓器、大血管があるため、交通事故などの大きな外力によって複数の肋骨が同時に骨折すると命に関わってくる場合があります。
症状は折れているところに一致した圧痛、皮下出血、腫れ、折れているところで骨が軋むような音がすることがあります。
体を捻ったり肩を動かしたときにも痛みがあり、咳・くしゃみ・深呼吸の呼吸運動で痛みが強くなります。
触診や問診によって痛みの箇所や症状の確認をします。
レントゲンを撮ることによって肋骨骨折の有無や、肺に損傷がないか確認します。
肋骨の前側の内側は軟骨のためレントゲンでは確認できないため、必要な場合はCT検査を行うこともあります。
治療は一般的に保存療法を行います。
呼吸や体を動かしたときに痛みが誘発されるため、専用のコルセットで固定し、動きをおさえて痛みの軽減を図ります。
湿布や痛み止めの薬を飲んで経過をみることが多いです。
肋骨が3本以上折れている場合や、内臓を傷つけているときには入院して外科的な治療をします。
ゴルフや野球をしていて、ぶつけたなどの明らかな外傷がなく肋骨が痛む場合は疲労骨折が考えられます。
痛みがある状態で練習を続けていると、骨折が治りにくくなり、日常生活にも影響が出てきます。
無理に練習を続けるのではなく、体を休めてしっかり治療することも大切です!
骨粗鬆症がある高齢の方は咳やくしゃみ程度で骨折することもあります。
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