院長のブログ
ビタミンKの働き
ビタミンKは脂溶性ビタミンのひとつです。
食品から摂取するビタミンKと体内の腸内細菌や組織で作られたビタミンKとの両方を使っています。
●ビタミンKは出血した時に血液を固めて止血する因子を活性化させます。
ワーファリンなどの抗血液凝固剤を服用されている方や、血栓症がある方の場合、薬の効果を妨げる可能性があるためビタミンKの摂取量を制限される場合があります。
代表的な食べ物に納豆があります。
納豆には多くのビタミンKが含まれているため、食べることを制限されることもあるようです。
●ビタミンDと共に骨の健康を保つ働きがあります。
骨にカルシウムを取り込む際に必要なタンパク質の成分を活性化させる働きがあります。
●骨からカルシウムが排出されるのを抑制する働きがあります。
●動脈の血管の内側にカルシウムが沈着して硬くなってしまう【石灰化】を抑制する作用があります。
その状態を動脈硬化といい、症状が進むと脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険があります。
バランスの取れた食生活が出来ていればビタミンK欠乏症が起こることは非常にまれですが、場合によってはビタミンK不足が起こりやすくなります。
・慢性胆道閉塞症
・肝臓病
・脂肪吸収不全など…
また新生児や乳児は腸内細菌叢が未発達で、ビタミンKの量も不十分なため、新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症が起こりやすいと言われています。
新生児・乳児ビタミン欠乏性出血症は母乳で育った新生児の発症頻度が高いことが特徴的です。
ですので、出生直後の新生児には欠乏の予防のために、ビタミンKを投与します。
成人でビタミンKが不足した場合、出血傾向や血液凝固時間の延長などの症状が現れます。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向いです。
大岡川の近く、都橋からすぐです。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。