ツラ〜イ「子宮内膜症」

子宮内膜症は女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて増殖し、月経時の血液が排出されず、炎症を起こしたり周囲の組織と癒着を引き起こし様々な痛みをもたらします。

20〜30代の女性に発症することが多く、ピークは30〜34歳と言われています。

子宮内膜症が出来やすい場所として卵巣、子宮と直腸の間のくぼみ、卵管や膀胱子宮窩、仙骨子宮靭帯などがあります。

エストロゲンという女性ホルモンの影響で症状が悪化するため、月経があるかぎり子宮内膜症は進行していきます。

≪症状≫

月経痛、月経時以外の下腹部痛や腰痛、性交痛、排便痛などが現れます。

チョコレート嚢胞の方だと排卵障害や卵管の癒着が原因で不妊になることがあります。

子宮内膜症は遺伝しないと言われていますが、体質が似ることがあるため、お母さんや姉妹が患ったことがある人、年々月経痛がひどくなってきた方、痛み止めが効かなくなってきた又は量が増えた、なかなか子供に恵まれないなどの自覚症状のある方は我慢せず、産婦人科の先生に相談しましょう。

≪治療≫

手術療法と薬物療法があります。

患者さんの年齢、症状の重さ、進行度、妊娠希望の有無によって治療法を選んでいく必要があります。

＜薬物療法＞

痛みに対してはまず鎮痛剤を使用します。

効果が出ない時はホルモン量の少ないピルを用います。

将来妊娠を考えている若い方にはいい方法ですが、進行を防ぐ作用はありません。

病状がある程度進行したらホルモン療法に切り替えるのが望ましいとされています。

＜手術療法＞
子宮内膜症のように骨盤の深いところに病巣がある手術には腹腔鏡手術が優れています。

手術法も妊娠希望の有無によって変わります。担当医とよく相談したうえで検討しましょう。

子宮内膜症は将来不妊になったり、癌化する可能性があります。

辛い症状は我慢せず、早めに病院を受診しましょう。

周期的に腰痛になる方は見逃さないように注意が必要です。

★野毛整骨院の場所★

住所：神奈川県横浜市中区吉田町64-1

吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向いです。