ズーンと痛む「緊張型頭痛」

緊張型頭痛は一般的な頭痛の中では比較的多い頭痛です。

長時間の同じ姿勢が続くことにより、頭や首肩の筋肉の血行が悪くなり、血管に老廃物がたまることによって筋肉が緊張し頭痛につながります。

身体的なストレスがなくても、精神的に緊張した状態が長い時間続くと、脳の痛みを感じるところが機能不全を起こし、その結果頭痛を起こす人もいます。

症状は頭をベルトで締め付けられているような感じや、重苦しい痛みがあり、肩こり、耳鳴り、めまい、眼精疲労などを伴うことがあります。

片頭痛のように動いても痛みが増したり、日常生活に支障が出ることはあっても寝込むほどの強い痛みはありません。

吐き気を感じることもなく、動いても痛みは増しません。

一見、緊張型頭痛のように見えても違う病気が隠れていることもあります。

長い期間頭痛続く。短期間に何度も繰り返す。

日に日に症状が強くなる場合は自己判断せず、病院で診察を受けましょう。

病院での検査で問題がなければ生活リズムを整えたり、ストレスケアすることにより症状が良くなることがあります。

ー対処法ー

散歩などの軽い運動をして体全体を動かすことにより血流が良くなって頭の痛みも和らぎます。

入浴はぬるめのお湯に長く浸かり、体の芯まで温めることにより、自律神経も整い痛みの緩和に効果的です。

趣味や好きなことをする時間を作り、ストレスを溜め込みすぎないようにすることも大事です。

ストレッチやマッサージをすることで痛みの出る頻度も減ってきます。

ひどくなるまで我慢せず、早めの対処を心がけましょう。

治療ばかりに意識がいきがちですが、生活習慣を見直すだけでも予防の効果は高いです。