

院長のブログ
カフェイン入り飲料が水分補給に適さない理由
「カフェイン入り飲料は水分補給にむいていない?」
科学的に正しく理解しよう!暑い日や運動後に、こまめな水分補給が大切だというのはよく知られています。でも、いざ水分補給を意識したときに「コーヒー」「緑茶」「烏龍茶」など、普段よく飲むカフェイン入り飲料を選んでいませんか?これらは口当たりもよく、水分を摂っている気にはなりますが、実は水分補給の目的には適していないとされています。
「カフェインには利尿作用がある」
カフェインには軽度の利尿作用があることが知られています。これはカフェインが腎臓の血流量を増やし、尿を作り出す働きを活性化させるためです。つまりカフェインを摂取すると体内の水分が尿として出ていきやすくなるということです。
「コーヒー、緑茶、烏龍茶などはカフェインを含みます」
コーヒー1杯(200ml)には約60〜100mgのカフェインが含まれており、緑茶や烏龍茶にも20〜40mg程度のカフェインが含まれています。この量でも、人によっては排尿量が増える可能性があるため、せっかく飲んだ水分が体にとどまらず、水分補給としての効果が薄れるのです。
「習慣的に飲んでいる人は影響が少ないこともある」
実は、カフェインの利尿作用には「耐性」があります。つまり、日頃からコーヒーやお茶を飲んでいる人は、体が慣れて利尿作用が弱まる傾向があります。実際、ある研究では、カフェインを常に摂取している人がコーヒーを飲んでも、脱水症状を起こさず、水分補給として機能することが確認されています。コーヒーは絶対にダメ!というわけではありませんが、耐性がない人や、カフェインをあまり摂らない人の場合、カフェイン入り飲料を水分補給のメインにするのはおすすめできません。
「だったら飲まない方が良いケースもあるのか?」
以下のような脱水のリスクが高い状況では、カフェイン入りの飲み物は避けた方が良いとされています。このような場面では、利尿作用で水分をさらに失ってしまうリスクが高まります。飲むことで一時的に口の渇きは癒されても、体内の水分が保たれず、かえって体調を崩す原因になることもあります。
◻︎炎天下や熱中症リスクが高い場面
◻︎スポーツや発汗を伴う運動のあと
◻︎サウナや入浴後の水分補給
◻︎体調不良(発熱、下痢など)で脱水傾向があるとき
◻︎高齢者や子どもなど、水分調節が苦手な人
「水分補給に適した飲み物とは?」
水、スポーツ飲料、麦茶、経口補水液など。特に、たくさん汗をかいたときや熱中症が心配なときには、ただの水だけでなく電解質も一緒に摂取することが大切です。カフェイン入り飲料も場合によっては水分補給になり得ますがベストな選択ではないです。
「液体を飲むことが水分補給とは限らない」
「水分補給=液体を飲むこと」と思いがちですが、大切なのは飲んだ水分が体内にしっかりととどまることです。カフェイン入りの飲み物は、気分転換や嗜好品として楽しむのは良いですが、水分補給が本来の目的である場面では、別の飲み物を選ぶことがベストです。
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