ぐるぐる「巻き爪」

爪の先端が内側に巻き込んだ状態のことを言います。

巻き爪のある部分に痛みが起こるだけでなく、痛みをかばったりして姿勢や歩き方が悪くなり膝や腰の痛みの原因にもなります。

間違った爪の切り方が原因の場合、特に多いのは深爪です。

深爪の状態で足の指に力が加わった際に、爪の先の皮膚が力を受けて盛り上がります。

その結果爪は真っ直ぐ伸びず、厚みが増したり先端が巻いてきます。

指への過剰な力が加わった時も巻き爪になりやすいです。

外反母趾がある場合、歩行時に地面からの力が加わるだけでなく、人差し指によって上からも力が加わることによって親指に過剰な力が入り爪が真っ直ぐ伸びることができません。

逆に指に力がかからない人も巻き爪になります。

本来爪は丸まっていく性質があります。

通常は歩行時に地面から力が加わることで爪は平らになりますが、寝たきりなどで力が加わらないと、爪はどんどん巻いていってしまいます。

巻き爪のセルフケアは正しく爪を切ることです。

爪を短く切りすぎないことがポイントで、長さは指先と同じか1mmほど長いくらいまで伸ばしておくのが理想的です。

また平らで真っ直ぐになるよう角を丸く切りすぎないよう少し整えるくらいにします。

セルフケアを行なっても痛みが続く場合は皮膚科や足のクリニックを受診しましょう。

爪の形を矯正して痛みを取り除く治療をします。

軽症の人ではクリップ法というやり方で爪を平らにします。

重症の場合は爪の先端に穴をあけて金属製の細いワイヤーを通すワイヤー法を行います。