院長のブログ
あぁ…「ギックリ腰」
重い物を持ち上げた時や腰を捻った時などに突然腰に激痛が走り、動けなくなってしまった状態のことで【急性腰痛症】や【椎間捻挫】と言います。
姿勢の歪み、座りっぱなしの仕事、運動不足、筋疲労など当てはまるようであれば「ぎっくり腰」になる可能性が高いため、普段の動作に注意が必要です。
初めての方だとあまりの痛さに救急車を呼んでしまう程でパニックを起こしてしまいますが、まずは深呼吸をして落ち着きましょう。
□体を後ろに反らせたり、前屈みになると痛い。もしくは出来ない。
□体勢を変えた時に激痛が走る。
□せき、くしゃみもすると痛みが増す。
などの症状がよく見られます。
気持ちが落ち着いてきたら15分程患部を氷で冷やします。
そのままにしておくと治りが遅くなったり、慢性化してしまうため早めに治療にいらしてください。
極端に安静にし続けるのは逆に治りを遅くするため、痛みが落ち着いてきたら少しずつ動くようにして、血行を良くし筋肉の柔軟性を出していきます。
通常一週間〜二週間ほどで良くなってきます。
床の物を拾うときや、物を持ち上げるときは腰を伸ばしたままにせず、膝を曲げて腰をおとすクセをつけましょう。
膝を伸ばしたままの動きは腰への負担がすごく大きいのです。
肥満気味の方は体重を減らし腰の負担を減らすことも効果的です。
ストレッチやマッサージで腰回りの筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を出しましょう。
一日中同じ姿勢にならないよう軽い体操を取り入れましょう。
腰椎椎間板ヘルニア、腰椎圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄症、仙腸関節炎、筋筋膜性腰痛によるもの。
消化器系、腎・泌尿器系、婦人科系など重大な疾患が隠れていないか鑑別する必要があります。
痛みの発生機序や痛みの出る動作で原因をある程度見分ける事ができます。
繰り返し発症してしまう方は日頃のケアを忘れていませんか?
当院ではぎっくり腰や日頃のケア、気になる事へのアドバイスなどもさせていただいてます。