院長のブログ
「AED」とは?
Automated External Defibrillatorの略をAEDと言い、日本語では「自動体外式除細動器」と言います。
心臓がけいれんして血液を送るポンプ機能を失った状態の心臓に対して、電気ショックを与え正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月から医療従事者以外の一般市民でも使用できるようになり、病院や救急車はもちろんのこと、駅、空港、学校、公共施設、企業など人が多く集まる所を中心に設置されています。
法律でAEDの設置は義務ではないですが、横浜市では平成20年に施行された『横浜市救急条例』によって、病院や飲食店などの不特定多数の人が出入りする防火対象物のうち、特定の条件を満たした施設にAEDの設置を義務付けているそうです。
ちなみに、2021年に一般市民の方がAEDを使用した事例は全国で1,096件だったそうです。
AEDの操作法は音声ガイドしてくれるので誰でも簡単に使用することができます。
1、フタを開けると自動電源がONになります。
電源が自動で入らない時は自分でスタートボタンを押します。
2、電極パッドを胸に貼る。
あらかじめ本体に接続されています。電極パッドを貼る場所はイラスト表示されているので、慌てることなく貼れます。
3、ボタンを押して電気ショック。
ボタンは1つだけなので他のボタンと押し間違える心配はありません。
周囲にいる人に離れるよう指示を出した後にボタンを押します。
心臓の動きを自動解析して、電気ショックが必要な方にのみ電気を流す仕組みになっています。
【心肺蘇生とAEDの使用手順】
①周囲の安全確認
②「大丈夫ですか」と耳元で声をかけ、反応があるか確かめる
③周りにいる人に119番通報とAEDの搬送を頼む
④胸部と腹部の動きで呼吸の有無を確認する。
⑤胸骨圧迫(30回)と人工呼吸(2回)を繰り返し行う
⑥AEDの電源をいれ音声ガイダンスに従い操作する
★夜の診療を始めました★
ライフスタイルに合わせてご利用ください。