院長のブログ
「骨粗鬆症」について
骨の代謝バランスが崩れ、骨形成より骨破壊が上回る状態が続いて骨がもろくなった状態のことを言います。
骨は骨芽細胞によって骨形成され、同時に破骨細胞によって骨吸収され、繰り返し常に新しく作り直されています。
通常は骨吸収と骨形成のバランスは保たれていますが、これが崩れて骨吸収が上回った状態が続くと骨量が減少してしまいます。
その結果骨がもろくなり、軽微な力でも骨折してしまう状態になる「骨粗鬆症」になってしまいます。
ひどい場合にはくしゃみをしただけでも骨折してしまう場合があります。
骨粗鬆症は主に閉経後のホルモンバランスの変化の影響があります。
60代の女性では5人に1人、70代の女性では3人に1人が骨粗鬆症であると言われています。
骨粗鬆症によって骨折しやすい箇所があります。
背骨(脊椎圧迫骨折)、足の付け根(大腿骨頸部骨折)、手首(橈骨遠位端部骨折)、腕の付け根(上腕骨近位部骨折)です。
背骨で起こる骨折を圧迫骨折と言い、背中や腰が曲がる原因になります。
圧迫骨折が起きていてもただの腰痛と見過ごしていたり、痛みを感じないこともあります。
中腰の姿勢から重いものを持ち上げた時や、尻もちを着いた時に骨折しやすいです。
足の付け根の骨折は、歩行が困難になり要介護状態になるリスクがあります。
約85%は転倒が直接の原因になっているので、骨粗鬆症の治療とともに転倒予防も大切です。
骨粗鬆症の治療・予防には運動の習慣化や、日常生活の動きの改善、カルシウム・ビタミンD・ビタミンKなどを意識した食事の改善が必要になります。
日常生活が困難になる前に早期治療、予防はとても大切です。
骨粗鬆症の予防は10代から始まっています。
この時期は一生の中で1番骨量が増えて体が作られています。
食事から栄養をバランスよく摂り、運動を習慣づけましょう。
過度なダイエットは禁物です!
≪筋膜リリース療法≫
Fascia Slick Technic(通称FaST)というアメリカ発の筋膜リリース最新テクニックを行っています。
ステンレス製の特殊な形状に研磨加工されたインストルメント(器具)を使い、今まで手指では難しかった筋膜の再生を早期に再生させる施術方法です。
筋膜以外にも靭帯や関節、手術後に起こる癒着にも効果が高く、これらの後遺症にお悩みの方にもお勧めしています。
当院は、正規の講習を受講してライセンスを取得した認定テクニシャンが在籍する、横浜でも数少ない治療院です。
FaSTホームページ ☞ http://www.fasciaslick.com/provider/pref_14.html