

院長のブログ
「食中毒の種類・潜伏期間・症状」について
その腹痛、もしかして食中毒?種類と特徴を知って早めの対処が肝心です。
暑い時期や湿度の高い季節になると、「なんだかお腹の調子が悪い…」「急に吐き気が…」という経験をする人も増えてきます。そんなとき、思い当たるのが「食中毒」です。
でも、食中毒と一口に言っても、その原因や症状、発症までの時間(潜伏期間)はさまざまです。今回は代表的な食中毒の種類とその特徴をご紹介します。
■ 食中毒には大きく3つのタイプがあります
- 「細菌性食中毒」
サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、大腸菌O157などが代表的。これらは主に加熱が不十分な肉や魚、生卵などから感染します。
潜伏期間は数時間〜数日で、腹痛や下痢、発熱、吐き気などが特徴です。
特にカンピロバクターは鶏肉由来の感染が多く、感染後にギラン・バレー症候群などの合併症を起こすケースもあります。 - 「ウイルス性食中毒」
ノロウイルスやロタウイルスが有名です。冬場に多く見られますが、一年を通して発生します。
ノロウイルスは牡蠣などの二枚貝や、感染者の手から食品にうつるケースも多く、潜伏期間は12〜48時間。激しい嘔吐や水のような下痢が特徴で、乳幼児や高齢者は脱水に注意が必要です。
一方ロタウイルスは特に幼児に多く、白っぽい下痢が特徴的です。 - 「自然毒・化学性食中毒」
フグ毒(テトロドトキシン)や毒キノコ、貝毒などの自然由来の毒、または農薬や洗剤などが原因のケースもあります。
これらは食後すぐ〜数時間以内に強い中毒症状が出ることが多く、嘔吐やけいれん、意識障害、呼吸困難など命に関わる症状が起こることも。
特に家庭でキノコやフグを調理する場合は注意が必要です。
■ 潜伏期間に注目!原因を推定する手がかりに
原因菌にはそれぞれ潜伏期間があります。お腹に菌が入ってから症状が発症するまでの時間のことです。例えば「昨晩食べた生牡蠣のあとに、今朝から吐き気と下痢」という場合は、ノロウイルスが疑われます。一方、「昨日の昼に食べた鶏のたたきのあと、翌日夜に発熱と腹痛が出た」というケースでは、カンピロバクターの可能性があります。
このように、「いつ何を食べたか」と「症状が出た時間」を照らし合わせることで、原因菌を特定しやすくなります。
■ 食中毒を防ぐためにできること
- 手洗いは基本中の基本。調理前・食事前は念入りに。
- 加熱は中心までしっかりと。特に鶏肉やハンバーグは要注意。
- 保存温度を守る。冷蔵庫や冷凍庫の管理も重要です。
- 調理器具の消毒・使い分け。生肉を切ったまな板と野菜を切るまな板は別にしましょう。
■ まとめ
食中毒は「誰にでも起こりうる身近なリスク」です。
日頃から食材の取り扱いや調理方法に気をつけ、少しでも「おかしいな」と思ったら早めに医療機関を受診しましょう。
特に乳幼児や高齢者、持病のある方は重症化しやすいため注意が必要です。
「下痢・嘔吐・腹痛・発熱」が主な症状です。風邪との鑑別は、「咳・鼻水」がでないことです。
★野毛整骨院の場所★
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吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
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横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
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