院長のブログ
「汗」について
汗をかく動物はそんなに多くないことはご存知ですか?
暑い時や運動した時に大量に汗をかくのは人と馬くらいだそうです。
汗は皮膚にある汗腺という器官から出ます。
汗は暑い時や運動した時などに体温調節のためにかくだけでなく、興奮、緊張などの精神的な要因でかく汗と、辛いものを食べた時に出る汗もあります。
汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺があり、「アポクリン腺」は体の限られた部分にあり多くは脇の下に分布しています。
独立して皮膚に開口しているエクリン腺とは異なり、毛根に開口部があります。
アポクリン腺から出る汗は白く濁っていて、脂質やタンパク質など、ニオイの元になる成分を多く含んでいます。
「エクリン腺」は全身の体表面に分布して、交感神経の興奮、体温の調節、精神的な緊張、辛いものを食べた時に汗を出す働きをしています。
エクリン腺から出る汗は、基本的にサラサラとしていてニオイのない汗です。
【温熱性発汗】
暑い時や運動した時など、上昇した体温を下げるための汗です。
暑い時に激しい運動を行うと1時間に2リットルほどの汗をかきます。
手のひら、足の裏を除く全身から持続的に発汗します。
【精神性発汗】
人前に出て緊張した時や、びっくりした時に出る汗で「冷や汗をかく」や「手に汗をかく」といった言葉に関係するものです。
精神的な刺激によって出ることから精神性発汗と呼ばれます。
汗が出る場所は、手のひら、足の裏、脇の下など、限られた部位で短時間に発汗するのが特徴です。
【味覚性発汗】
香辛料がよく効いた辛いものを食べた時に鼻や額にかく汗のことです。
味覚の刺激によって反射的に起こるもので、食べ終わると汗も引きます。
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