院長のブログ
「後十字靭帯」のケガ
後十字靭帯は大腿骨と脛骨の中心部分を、前十字靭帯と共に繋いでいる膝関節の中にある靱帯です。
前十字靱帯と「十字」の形に交差して膝関節を支えています。
膝関節の捻る動作を支えたり、脛骨が後ろにずれ過ぎないように支える働きを担っています。
膝関節の靭帯の中で強度は最も強い部類になります。
後十字靭帯を損傷する主な原因は、転倒の際に地面に膝の前面を強く打ち付けたり、ラグビーなどのコンタクトスポーツでスネの前面に相手がぶつかったり、交通事故でダッシュボードにスネを強くぶつけるような衝撃が加わった時などです。
受傷直後から強い痛みがあり、病院に行ってレントゲン検査を行うと、骨折は見られないため膝の打撲と診断されることがよくあります。
そのため後十字靭帯損傷の診断にMRI検査は必須です。
慢性期には、座位など同じ姿勢が長時間続いた時に膝にうずくような痛みが出ることがあり、後十字靭帯損傷を疑うサインだと言われています。
急性期を過ぎても膝に違和感が残るような場合はMRI検査やセカンドオピニオンを受けるなどして、しっかり治療することがとても大切です。
損傷してすぐは激しい痛みがあり、膝の曲げ伸ばしがうまく出来ないなどの可動域制限が現れ、膝全体が腫れて熱を持った感じになります。
3週間ほど経つと症状は和らいできますが、歩いたり膝を曲げたときに不安定感が出ます。
不安定感は、足を踏み出す時になんとなくイヤ〜な感じがあったり、複数の靭帯を損傷している場合はガクッと膝が抜ける『膝くずれ』が出る場合もあります。
日常生活に大きな支障は出ないですが、長時間の歩行、スポーツには支障が現れます。
膝の不安定感があることには変わりないため、放置することによって半月板損傷になったり、長い年月によって変形性膝関節に発展することがあります。
膝の不安定感が続くなどの症状がある場合は放置せず、早めに病院を受診して適切な治療を受けましょう。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
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横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
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