院長のブログ
「尿検査」とは?
主に「尿蛋白」「尿糖」「尿沈渣」「尿潜血」「尿比重」について調べます。
【尿蛋白】
尿中のタンパク質の量を調べます。
正常であれば血液中のタンパクは腎臓で全て再吸収されます。
腎機能が低下すると体にとって必要なタンパクが腎臓から出てきてしまいます。
【尿糖】
尿中の糖分を調べます。
血液中の糖濃度が約160〜180mg/dLを超えると再吸収しきれなくなり尿中に糖が漏れ出てきます。
糖尿病・腎性糖尿・甲状腺機能亢進症などがあると陽性になります。
【尿沈渣】
尿を遠心分離器にかけて、できた沈殿物を調べます。
尿中に存在する物質の凝集が尿沈渣で、さまざまな物質があり、その種類によってどのような疾患に由来するものなのか判断します。
【尿潜血】
尿に血が混じっていないか調べます。
試験紙に浸して反応があれば、尿の通り道のどこかに出血箇所があります。
尿路結石・糸球体腎炎・膀胱炎などで陽性になります。
【尿比重】
蒸留水に対する尿の比重を調べます。
尿の中には色々な物質が含まれているため、普通の水に比べて比重が高くなります。
この比重の変化を調べることで腎機能の異常などを発見できます。
腎臓は体内の状況に応じて腎臓内で水分を再吸収して体内に戻したり、反対に多く排泄させたりします。
しかし、これらの働きが障害されたり、体内水分を調節するホルモンの異常によって尿比重は異常値を示します。
尿比重が高い場合、糖尿病や脱水など。
尿比重が低い場合、腎不全や尿崩症など尿を濃縮する機能の低下が疑われます。
※女性の場合、生理中は尿潜血が陽性となってしまうため、事前に報告しましょう。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。