院長のブログ
「多汗症」とは。
汗が通常よりも多く、日常生活に支障が出る疾患のことです。
その特徴は単なる汗っかきとは異なり、本人の意思とは無関係に汗が大量に出てしまう状態です。
全身の汗の量が多い「全身性多汗症」と部分的に汗の量が多い「限局性多汗症」があります。
汗が多く出やすい部位としては頭、顔、脇の下、手のひら、足の裏などが挙げられます。
◾️掌蹠多汗症
手のひらや足の裏に過度に汗をかくと社会的苦痛をとても感じやすいです。
軽度の場合は、物を持つときやストレスを感じた時に汗が出る程度ですが、重度になると常に汗が滴るほどになり、紙類に汗が染みてしまったり、電子機器が湿気で故障してしまう、汗のせいで握手が出来ないなどの症状がでます。
ここまで重いと日常生活に大きな影響を与え、生活の質を低下させます。
このような問題が起きると精神的なストレスをもたらし、不安感や恐怖感を引き起こします。
◾️腋窩多汗症とは、文字通り脇の下に限局した多汗症のことを言います。
汗腺から出る汗が常在菌によって分解されて、体臭を生じさせるので腋窩多汗症はワキガの原因にもなります。
体温が上昇した時や精神的に緊張した時に顕著に症状が現れます。
◾️頭部顔面多汗症
頭部多汗症は、暑くなくても頭皮から大量の汗が出ます。
原因は、通常の温熱性発汗と精神性発汗の両方が過度に亢進した状態と考えられています。
顔面多汗症は、額や鼻の周りから大量の汗が出ます。
温度差や緊張により顔が赤くなる赤面症を合併することもあり、多汗症と似た神経反応によるものとされています。
掌蹠多汗症と同じように、頭部顔面多汗症も人目を気にするようになり、コンプレックスになりやすい疾患の1つです。
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