院長のブログ
「前十字靭帯」のケガ
大腿骨の後ろから脛骨の前方に付いていて、大腿骨に対して脛骨が前方に移動したり、回旋するのを制御して膝関節の安定性を担っています。
サッカー、バスケ、バレー、柔道、スキーなどのスポーツ外傷での発生が非常に多いです。
ジャンプの着地やターンなどの動作で膝を内に捻った際に、膝が抜ける感じがします。
受傷時には激しい痛みやブチっという断裂音を感じることもあります。
受傷直後は痛みや腫れも出るのでスポーツは続行困難になります。
半月板損傷や他の靭帯損傷も合併していることもあるので膝が伸びない症状も現れます。
画像診断によって正確な診断ができます。
レントゲンでは靱帯は写らないためMRI検査を行います。その際、半月板損傷の有無も同時に評価できます。
安静にしていれば痛みや腫れは引いてきて日常生活に支障は出なくなりますが、靱帯は切れたままです。
切れた靱帯をそのままにしていると、血流が乏しい靱帯は自然に治ることはなく、その結果膝崩れが起こります。
膝崩れを繰り返すことで二次的な半月板損傷や骨軟骨損傷を生じることがあるので経過には注意しましょう。
ごく稀に前十字靭帯が損傷していても装具をつけてスポーツ復帰が可能な場合があります。
しかし、いつ膝崩れが起きるかわからない不安感が強く、頻繁に膝崩れが起きるとパフォーマンスも落ちてしまうため、今まで通りスポーツ復帰したいという希望がある場合は前十字靭帯再建手術をします。
スポーツに復帰しない場合や、日常生活にも支障がない場合は必ず手術する必要はありません。
しかし、靱帯は切れたままになるので長い目で見たときに手術した方がいいこともあるので医師とよく相談して決めましょう。
中高齢者には保存療法が選択されることもありますが、保存療法では前十字靭帯の機能回復は期待できません。
痛みの出ない範囲で関節の動きを改善する可動域訓練を行い、筋力低下を最小限にとどめるようにするため筋力トレーニングも行います。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
交通事故によるトラブルについては無料で相談できる弁護士さんを紹介できます。
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