院長のブログ
「ヘルペス」とは?
ヘルペスとは、ヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染して、小さい水ぶくれが集まった「急性炎症性皮膚疾患」のことを言います。
症状が治っても、風邪を引いた時、疲れがたまった時など、抵抗力が落ちたタイミングで再発します。
このウイルスは体のどこにでも感染します。
≪ヘルペスウイルスの種類≫
▼水痘・帯状疱疹ウイルス:水ぼうそう、帯状疱疹
▼単純ヘルペスウイルス1型:口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、ヘルペス性角膜炎、ヘルペス性ひょう疸、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹症
▼単純ヘルペスウイルス2型:性器ヘルペス、臀部ヘルペス
この中で口唇ヘルペスが最も多く発生しています。
キスなどの直接感染のほか、タオルや食器などの共用でも感染することがあります。
症状が現れている期間はウイルスを大量に排出するため注意が必要です。
家族間であってもタオルや食器の共用は避けましょう。
接触感染によって主に感染します。
びらん面などの病変部や唾液などの接触感染や飛沫感染、ウイルスに汚染された手ゆびや器具などからも感染します。
飛沫感染とは、くしゃみや咳、会話などの際に飛沫が放出され、1m以内の近くにいる人の皮膚や粘膜に直接的に散布されて感染することを言います。
口唇ヘルペスの症状が治っても、ウイルスは体の中に潜伏しているので、抵抗力が低下しているときに感染・発症しやすくなります。
普段から体調管理をしっかりしましょう。
主症状は唇の周りの水ぶくれ、ピリピリ・チクチクする痛みやむずむずする違和感、かゆみ、あごや耳の近くのリンパ節の腫れなどが現れます。
体の中に潜伏しているヘルペスウイルスを排除する方法は残念ながらありません。
適切な治療や生活を工夫する事により、水ぶくれなどの症状を軽減したり、症状を出にくくする場合もあるので、ヘルペスの出来やすい方は日常生活を見直してみましょう!
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