院長のブログ
「運動療法」の目的と種類
運動療法とは、運動を行うことによって障害や疾患の症状の改善や予防を図ることを言います。
運動療法というと身体の麻痺に対するものや、骨折や腰痛など整形外科疾患に対するものが主流でしたが、最近は糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の改善・予防、呼吸リハビリテーション、心臓リハビリテーション、内科疾患に対する運動療法も積極的に行われています。
≪種類≫ 有酸素運動、無酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチなどがあります。
≪有酸素運動≫
筋肉を動かすエネルギー源として糖質や脂質と共に酸素を使って行う運動のことで、息が弾むくらいの強さで、比較的筋肉への負荷が軽い運動のことを言います。
有酸素運動を行うと脂質や糖質をエネルギー源として使うため、高血圧、高血糖、脂質代謝異常などの改善を促します。
また、心肺機能の改善や骨粗鬆症の予防にも期待できます。
有酸素運動の種類は「水泳、ウォーキング、体操、エアロビクス、ジョギング、サイクリング」などたくさんの種類があります。
≪無酸素運動≫
酸素を使わず、筋肉を動かす負荷の強い運動のことを言います。
有酸素運動に比べ、短い時間にエネルギーを多く必要とします。
消費するエネルギーは大きいですが、疲労しやすいため長時間の運動には向いていない特徴があります。
無酸素運動の種類は「ダンベルやマシンを用いたトレーニング、スクワット、腕立て伏せ、短距離走」などがあります。
≪筋力トレーニング≫
関節の動きを伴わずに行う「等尺性運動」と、関節の動きを伴う「等張性運動」があります。
等尺性運動は関節の動きを出さずに行うため、関節への負担が少なく低負荷で行えるので、筋力や体力が低い方におすすめです。
≪ストレッチ≫
筋肉の柔軟性を高める運動で、運動を行いやすくしたり、怪我の予防、疲労の蓄積を予防するので、運動の前後に取り入れられることが多いです。
≪筋膜リリース療法≫
Fascia Slick Technic(通称FaST)というアメリカ発の筋膜リリース最新テクニックを行っています。
ステンレス製の特殊な形状に研磨加工されたインストルメント(器具)を使い、今まで手指では難しかった筋膜の再生を早期に再生させる施術方法です。
筋膜以外にも靭帯や関節、手術後に起こる癒着にも効果が高く、これらの後遺症にお悩みの方にもお勧めしています。
当院は、正規の講習を受講してライセンスを取得した認定テクニシャンが在籍する、横浜でも数少ない治療院です。
FaSTホームページ ☞ http://www.fasciaslick.com/provider/pref_14.html